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『ほんとうの200年住宅』 [書籍・雑誌]

こちらは近代ホームグループ会長兼CEOの松本祐氏の著書です。

前回ご紹介した『「いい家」はどこに行った?』とほぼ同時期に読みました。




家作りの本として役立つかどうかといえばNoだと思います。
自社の優位性のみを協調している感があり、仮に事実だとしても気分的に受け入れがたい印象ですね。

経済環境、住宅市場を考慮すると今がチャンスです、という趣旨のようです。
まぁ、確かにそういう面があることは否定はしませんが…。

「タダで200年住宅が持てる仕組み」の説明の中で、「ローン減税と補助金で800万円のトク」とあります。
「最大で600万円の控除」であるにもかかわらず、後半には「ローン減税600万円」と言い切っており、「タダで200年住宅を持てる計算」の一部に参入されています。おいおい…。

600万円の控除を受けるにはローン残高5000万円を10年間維持しないといけないと思いますが、私の理解って間違っていますか? さらには毎年60万円以上の税金を支払っている人でないと恩恵はないと思うのですが…。

それでいて住宅はローコストでという論調なので、何を言いたいのか途中で分からなくなってしまいました。

話の辻褄を合わせるには坪単価の高い土地を買うしかないような気がします。




他に気になったポイントは以下のとおりです。

・レンガ外壁…耐火、耐候は良さそうです。将来のメンテナンスコストがかからないかも。
・屋根断熱材…ウレタンを吹き付け。うーん、これは受け入れがたいです、個人的には。
・耐震構造…耐震は良いかも。でも制震、免震ではなさそうなのでとっても揺れそう。
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